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窯業サイディングと金属サイディングの違い

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サイディング系の外壁材の種類と言えば、「窯業サイディング」と「金属サイディング」の2つに大きく分けれてくると思います。

実際に周囲の住宅を見回せば、この2つがほとんど使われています。

この2つのサイディングは、「耐久性」、「施工性」、「費用単価」、「意匠性」の面で、優れているため、新築時ではよく選ばれているのです。

そんな「窯業系サイディング」と「金属系サイディング」ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

この2つの特徴やメリット、デメリットについて、ここで解説していきたいと思います。

 

窯業サイディングの特徴

 

窯業サイディングは、セメント、繊維質をもとにつくられる材料です。

新築では、金属サイディングよりも数多く採用されています。

 

メリット

 

・意匠性に優れている(デザインがオシャレ)

・金属サイディングよりも導入コスト(費用単価)が抑えられる

 

デメリット

 

・目地、コーキングのメンテナンスが必要

・そこそこ重量がある

・金属サイディングに比べて、劣化が早い

・10年サイクルで塗装が必要

 

金属サイディングの特徴

 

金属サイディングは、その名前通り、金属(ガルバリウム鋼板)を使用した材料です。

ガルバリウム鋼板は、亜鉛、アルミ、シリコンが使われています。

近年では、さらにマグネシウムが加わったスーパーガルバリウムも販売されています。

新築よりも、主にリフォーム工事で使われることが多いです。

 

メリット

 

・軽量

・耐久性が高い(メーカー保証で10年以上)

・メンテナンスが基本的には不要である

・目地コーキングがない

・断熱材が含まれている商品が多い

 

デメリット

 

・意匠性が窯業サイディングよりも劣る

 

窯業サイディングと金属サイディングの選び方

 

この2つの主な違いは、意匠性と耐久性や重さの違いとなります。

重厚感のある意匠性で選ぶなら、窯業サイディングです。

タイル調など、ずっしりとした印象のデザインが選べます。

逆に、意匠性よりも耐久性や機能面で選ぶな金属サイディングがおすすめです。

メーカー保証も手厚く、遮熱・断熱効果も期待できます。

 

まとめ

 

窯業サイディングと金属サイディングでは、似ているようで細かい点が大きく異なります。

近年では、意匠性のあるガルバリウム鋼板も出てきているので、流れは金属が強くなっている傾向にあります。

ただ、窯業系にしか出せない重厚感もあるので、人それぞれの好みとはなります。

きちんと比較したうえで、お好みの外壁材をご検討してみてください。