日本は地震大国とも呼ばれるくらい地震が頻繁に起こる国です。
大震災を経験した方もたくさんいて、今後も同じような地震が起こらないとも限りません。
そんな日本で住宅を建てるのであれば、やはり地震に強い家というのが魅力的ではないでしょうか。
特に地震に強い外壁であれば安心感も違うでしょう。
そこで、外壁として使われるサイディング材の中でも耐震性の高いものについて解説していきます。
サイディング材の種類
外壁として使用されるサイディング材にはいくつかの種類があります。
日本で使われている主なサイディング材は、窯業系サイディング、金属サイディング、樹脂サイディング、木質系サイディングの4つが挙げられます。
日本の住宅の約70%以上が使用しているのが窯業系サイディングです。
新築住宅地を巡ると、ほとんどがこの窯業系サイディングと言われています。
そして、近年では金属サイディングを採用している住宅も増えました。
独特の雰囲気を持つ木質系サイディングや海外でも人気の樹脂サイディングなども増えつつあり、新築の住宅を建てる際にはそれぞれの利点を考えて選ぶ人が増えているようです。
耐震性のあるサイディング
東日本大震災から、日本で住宅を建てる際に最も注目を集めるのが耐震性です。
サイディングはどれも耐震性が高くなり、国の基準を満たしていなければ建てること自体できません。
その点から言えば、何のサイディングを使用しても良いのですが、最も地震に強いサイディングと言われているのが金属サイディングです。
金属と名が付いてるため非常に重いイメージがありますが、住宅に使われる金属サイディングは実はかなりの軽量なのです。
金属という特性上壊れにくく、ヒビ割れなどもほとんどしないことから、かなりの耐震性があります。
住宅リフォームをされる方の中には、窯業系サイディングから金属サイディングに変える方も大勢いるみたいです。
金属サイディングのメリットとデメリット
金属サイディングには耐震性が高いだけでなく、いくつかのメリットがあります。
特に外壁として使用されることが多いガルバリウム鋼板のサイディングは、断熱性が高いことで知られています。
リフォームする際にカバー工法を取り入れれば、これまでの外壁に金属サイディングで重ねるようになります。
結果、防音性も高まり、凍害などからも守られます。
デメリットしては施工する業者が限られていることと、金属なので傷が付く可能性があることです。
どちらにしても専門の業者に相談する必要があるでしょう。
まとめ
地震に強いサイディング材を選ぶというのは、素人目には難しそうに思えます。
しかし、耐震性に強いことで知られている金属サイディングを選べば間違いはなさそうです。
ただ、施工に関しては専門的な技術が必要ですので、工事を頼む業者選びは慎重に行う必要があるでしょう。