建物の外壁は経年変化によって老朽化します。老朽化した建物は塗装を行ってメンテナンスしなければいけません。
外壁材のコンディションが悪くなりますと、建物の利便性が低下したり、耐久性が大幅にダウンするためです。特に近年では大きな自然災害が各地でたくさん発生しています。
今までは洪水やゲリラ豪雨や大雪などに見舞われなかった地域も要注意です。
外壁の塗装は基本的にいつでも行える工事ですが、作業の過程上、向いている季節と向いていない季節があります。
ここでは、塗装に適した季節についてご紹介していきたいと思います。
外壁塗装に適した気候条件とは?
適した季節
適した季節として挙げられるのが、気候が良い春先です。春は天気も基本的に穏やかです。
大きく気候が荒れてしまう事はなく、多少悪くなっても平均的な雨風に見舞われる程度です。
春は適度に外気温も高く、塗装の塗料が自然と早く乾いていきます。素早く塗料が定着していけば、それだけ現場での能率もアップします。
適度な春風と温かい気温が外壁塗装の品質とスピードをアップさせてくれますし、晴天にも恵まれやすいため、工事がサクサクと進むでしょう。また暑すぎず寒すぎない、絶妙な気候条件が揃っています。
人間的にも大変動きやすい気候であり、現場作業員の方々も最高のパフォーマンスで外壁塗装の工事に臨めます。
不向きな季節
反対に外壁塗装に不向きな季節として挙げられるのが、真夏と真冬です。両方とも気候が人間の活動に向いておらず、真夏は外気温が高くなり過ぎて現場の作業員の能率が大幅に落ち込みます。
外壁塗装の工事は当然ですが、外で進めます。
その結果、真夏だと熱中症も発生しやすく日本の真夏は湿度も高いため、外壁塗装の作業も上手く捗りません。
真冬の季節もまた気温や湿度が極端に変化するため、適した季節ではないです。地面や壁に雪が少しでも積もってしまえば、それだけで作業に影響が出ます。
現場の作業員が極寒の寒空の下では効率よく動けません。
また気温が極端に低いと塗料がなかなか乾きません。乾きが遅いと作業スピードは上がらず、作業全体に大きな労力が必要です。
最後に
作業上の関係で適した季節は「春先」となり、適さない季節は「夏場と冬場」となります。
しかしながら、品質に関してはどのような気温でも塗料は問題なく効果を発揮してくれるので、とくにそこまで気にする必要はないでしょう。
おすすめは春先ですが、ご自身のタイミングの良い時期に行うのがベストです。