建物は雨風や日光などのダメージから内側を保護したり、見た目を良くするために何らかの対策が施されます。
そして外壁サイディングは大小さまざまなタイル状の素材を表面に張り付けることで、保護機能を発揮するものです。
そのサイディングは全部で4種類に分かれていて、選択次第で費用や耐久性、仕上がりの見た目に違いが出てきます。
窯業系サイディング
4つの中で比較的人気が高めなのは、レンガや石造りのイメージとなる窯業系です。
セメントに繊維を混ぜ込んで固めた素材を使用し、建物の雰囲気を良くするの役立ちます。
また耐久性も高く、内部の環境を良くするためにも貢献してくれます。
もはや定番とも言えるタイプなので取り扱っているところが多く、デザインも含めて選択肢が非常に豊富です。
数が多いということは価格の安さにも繋がるため、他の種類と比べると気軽に選択しやすいです。
ただ素材の性質上何の工夫もされていないと経年劣化をするため、やがて張り替えが必要になってくるという弱点があります。
金属サイディング
窯業系サイディングはレトロやアンティークな雰囲気を持たせるために活用できますが、逆に近未来的なイメージに仕上げやすいのが金属系です。
実際に使用する素材はガルバリウムやアルミなど色々ありますが、どれを選択しても金属ならではの耐久性の高さが期待できます。
また窯業系と比較すると軽量なので、建物への負担が少なく済むのも強みです。
デザインに関しては滑らかであったり幾何学など金属風を前面に押し出すだけでなく、レンガ調など窯業系に近い見た目にすることも不可能ではありません。
樹脂系サイディング
そして日本ではあまり有名ではないものとして、樹脂系があります。
隙間を埋めるためのコーキングが必要ない点が特徴として挙げられ、また金属系と同じく建物への負担を少なくできる軽さも強みです。
軽いですが耐久性は高く、周囲の気候にもある程度耐えらえる性能があります。
木質系サイディング
もし住宅に近代的な機能性を持たせながら、古き良き木造住宅の雰囲気を出したいのであれば、木質系サイディングが適しています。
木をそのまま使うということでメンテナンスが欠かせませんが、他の種類では中々できない仕上がりになります。