サイディングの塗り替えについて

住まいは放置しておくと確実に老朽化が進み、いろいろな障害が生じてきます。

サイディングにおいても美観と性能を保つためには建築時の標準施工方法による施工はもちろんのこと、お住まいになられているお施主さまの日常のお手入れや専門業者様による定期的な転換が必要となります。

適切なメンテナンスを行っていくと、サイディングのみならず建物自体の老朽化を遅らせて、資産価値の維持にもつながります。

美観と性能を保つためにはメンテナンスを行う事がとても重要です。

外壁材は太陽光（紫外線）、風雨、雪、気温の変化等、過酷な条件下にさらされています。

サイディングは、その表面に対候性のある塗装が施され、外壁材間には防水用のシーリング材が施工され建物を保護していますが、塗装及びシーリング材は永久的なものではありません。

お早目のメンテナンス（再塗装、シーリング材の打ち替え）の実践がおススメです。

サイディングの塗り替えのタイミング

サイディング表面に汚れ、チョーキング、色あせ、つや引けなどがみられて、外観上見た目が悪くなる状態になったり、塗装表面に多くの膨れや、割れ、はがれなどが発生したらサイディングの塗り替え時期です。

一般的に塗装面は年月によって変化します。

まず、外壁表面を手で軽くこすると、白い粉や塗装の色が多めに手に着くようになりましたら塗装の劣化が進行しています。

このような状態であれば、施工後の年数を考慮して塗り替えを検討してください。

シーリング目地部分を目視して、剥離が大きい場合には薄いゲージ（名刺等）を差し込み、奥まで入るようでしたら補修が必要です。

サイディングにキレツ（クラック）が発生していないかを目視にて点検してください。

キレツが微細な場合には補修が必要です。

著しい欠損や剥がれ落ちそうな場合はその部分んを取り外して新しいサイディングに張替えを行ってください。

地震の後などは、とくにくぎ（ねじ）まわりを点検していってください。

アクリル樹脂塗料　期待耐用年数　6年程度

アクリルウレタン樹脂塗料　期待耐用年数　8年～10年

アクリルシリコン樹脂塗料　期待耐用年数　10年～12年

フッ素樹脂塗料　期待耐用年数　15年～20年

使用していく塗料によって耐用年数が変わってきます。

耐久年数が良くなるほど、もちろんその分費用も高くなっていきます。

耐用年数と費用のバランスをみて使用塗料を選定していくことが大事です。

サイディングの塗装は、塗り面積と塗料によって費用は変わってきます。

その他、立地条件、劣化状況、施工業者によっても費用間には幅があります。

そのため、お見積もりは複数業者に依頼した方が納得できる工事が出来るでしょう。