外壁材のひとつにラップサイディングがあります。
サイディング材の一種で、外壁の補修などでも利用されることがあります。
そこでラップサイディングの特徴などについて紹介します。
ラップサイディングとは
外壁材には様々なものがありますが、そのひとつに挙げられるのがラップサイディングです。
こちらは平らで長い板状のサイディングを、ひとつひとつ重ね張りして仕上げたものになります。
一般的なサイディングはサイディング材を突き付けて張りますが、ラップサイディングは重ねて張るのが大きな特徴と言えるでしょう。
そのため段差ができます。
外壁材に段差ができることから、重厚感や立体感が出てくるのです。
一般的なサイディング材ではなかなか出すことができない、素敵な美観を演出してくれるでしょう。
ラップサイディングは海外でよく利用されていますが、日本でもあまり普及してはいません。
ただ今後は、新築や外壁のリフォームなどでの需要が増えるかもしれません。
ラップサイディングのメリット
外壁材として使用されているラップサイディングの大きなメリットとしては、デザイン性を挙げることができます。
他のサイディングと比べてみると分かりやすいでしょう。
ラップサイディングは外壁材を重ね張りするのが特徴ですが、それによって窯業サイディングや金属サイディング
では見ることができないような、立体感に溢れたデザインを演出してくれるのです。
アメリカンスタイルを醸し出してくれることから、海沿いにある住宅はデザインがマッチしやすくなります。
さらにラップサイディングは、カラーバリエーションが多いのもメリットと言えるでしょう。
色の選択肢が多いので、自分に合ったものが見つかりやすいです。
ラップサイディングのデメリット
デメリットとしては、導入コストの面が挙げられます。
ラップサイディングは一般的なサイディングより、導入コストがかかりやすいのが特徴です。
ラップサイディングは、100㎡当たり20万円から250万円程度が相場と言われており、一般的な窯業サイディングと比べると、1.2~1.5倍の差が出てきます。
さらに美観が単調になりやすいのも、デメリットと言えます。
一般的なサイディングよりレパートリーが少ないのがその理由で、外壁全体が単調になりやすいです。
まとめ
ラップサイディングについて、特徴やメリットなどについて紹介しました。
ラップサイディングは、何と言ってもその独特なデザインに定評があります。
アメリカなどの海外での需要が多く、日本ではまだ使用されることが少ないと言われていますが、今後は増えていくことが期待されています。