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シーリング工事の施工手順について(その1)

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シーリング工事前

1、シーリング材およびプライマーの確認

シーリング材およびプライマーは、被着体によってそれぞれ適否があるため、施工前に各サイディングメーカーの純正品であるか、またはNYG協会推奨のシーリング材およびプライマーであるのかを確認します。

2、入荷シーリング材およびプライマーの確認

シーリング材およびプライマーには、それぞれ有効期限がさだめられており、その期間内で使用しなければなりません。

また、有効期限内であっても、保管状況が不適当な場合は粘度が高くなっていることもありますのでその場合にも使用を避けた方が良いです。

また、一度開封したプライマーは開封後、経時で成分変化が進行するため一度の工事で使い切っていくことです。

3、シーリング工事部位(目地)の確認

施工前に次のことを確認していきます。

目地の幅は10mm程度(1時間準耐火構造の場合は開口部まわりを除いて10mm以下)、また目地深さは5mm以上確保されているのかの確認と、シーリング材の三面接着を防止するためのボンドブレーカーまたはバックアップ材が使用されいるのかを確認します。

シーリング工事の施工手順

工事前の天候確認

シーリング工事は晴天の日に行います。

前日が雨や雪の場合には、接着面が充分に乾燥している様態を確認の上、工事を行います。

天候や気象条件の確認

外気温度は5℃以下で、または被着面の温度が50℃以上の場合には、接着不良や発泡等の不具合が起こるので、工事は避けた方が良いです。

また、降雪、降雨が予想されている場合、および目地部や被着面がぬれている場合は工事を中止していきます。

接着面の清掃

接着面のゴミ、油分、水分は刷毛や布等で除去します。

バックアップ材またはボンドブレーカーの充填

目地幅に合ったバックアップ材または、ボンドブレーカーを必要に応じて充填していきます。

マスキング(養生)テープ張り

目地の両面および表面の凹凸に沿ってマスキングテープを張っていきます。

マスキングテープ(養生)テープの確認

シーリング目地の養生を行うマスキングテープは、ガムテープなどの粘着性の強いものを使用してしまうと、サイディングの化粧面を剥離させたり、粘着剤が残る事もあるので、必ずサイディング専用のマスキングテープを使用しましょう。

以上が、シーリング工事における準備段階から、清掃と養生までの施工手順となっています。

引き続きは、シーリング工事の施工手順の②をご覧ください。